2004-01-01から1年間の記事一覧

言っていることと、やっていること

年賀状を僕の敬愛するY田さんに書いていて、彼のことばを思い出した。彼はもう60近い人だが、僕と会うと必ず「おい、最近、言っていることと、やっていることがブレてないだろうな」と言う。非常に怖い言葉だ。10年前にリサーチ対象企業で取締役をやって…

読もうと思っている3冊

ということで、本屋に行って来た。うちに転がっていた「ダ・ヴィンチ・コード」 と買ってきた「鉄塔家族」 と「長崎乱楽坂」 が読もうと思っている3冊。昨年の正月は「無名」 を読んで非常に感銘を受けた。子供が生まれてから、否応なしに家族というテーマ…

25歳のシェフ

どういう縁かは知らないが、母が自分の家に25歳の在仏日本人シェフを呼んで、クリスマス・イヴに食事をしようというという話になったのは12月に入ってからだったと思う。彼はフランスのロワール地方のChenonceauxにある、Hotel restaurant Le bon laboureu…

銀山温泉

年末はわずか1泊2日ですが、山形県尾花沢市の銀山温泉に行きます。おしんの舞台になった温泉町のようで、大正時代の建築が残っていたりするようです。 http://www.ginzanonsen.jp/index.htm先ほど電話で確認したら、雪も昨日・今日とすごい降っているよう…

認知言語学を英語で学ぶ

今日は少し自分にねぎらいのことばを。博士候補になるために、「技法科目」というのがある。専門分野を深める上での必要スキルを習得するという発想なのだが、僕の専門は、ネットワークガバナンスというプログラムなので、専門があってないようなものだ。簡…

Googleのガバナンス

梅田望夫さんのエントリーで面白いのがあった。私が面白いと思ったのはこの部分である。 もっとはっきり書けば、こういうことだ。「圧倒的にすぐれた俺達に任せて、何もわからんお前たちは黙ってろ、株を10年持ち続けていれば絶対に儲けさせてやるから、短期…

テレビ誌の表紙を飾るSMAP

本屋で雑誌を買って、レジの脇にあったテレビ雑誌の表紙を見て驚いた。5冊並んでいるうち4冊までの表紙がSMAPだった。テレビタロウ以外のテレビガイド、テレビブロス、テレビぴあとあともう1誌(名前失念だが、おそらくザ・テレビジョンと思われる)の4…

マリノス連覇

チャンピオンシップ 第1戦 横浜1-0浦和 第2戦 浦和1-0横浜延長で決着つかず。 PK 浦和2-4横浜結果論だけど、マリノスは洗練された規律あるチームだ。足りないのは久保竜彦とアン・ジョンファンのサブを起用したフォワードの決定力のみ。それでも浦和には勝…

小さい組織と大きい組織

今日は最終出社日であった。雑務を片付けて気がつくと、昼がすぎ1時近くになっていた。さーて、どこに昼飯を食いに行くかと考えて、雑居ビルの5階にあるネパール料理やにカレー(ダル・バート)を食いに行った。食べて帰ろうとすると一度として話したこと…

TVゴールデンタイムから押し出される巨人戦?

http://www3.asahi.com/opendoors/zasshi/syukan/backnumber/a20041217.htmlこれは電車の中吊り広告で見つけたネタ。記事の中身は見ていない。でもだとしたら、これはテレビ局の自殺行為だな。きっと。他に手はないように思うけど。これはテレビ局勤務の人か…

価格コムのリーチ

価格コムへのアクセスを見てみたら月間600万人のユニークユーザーだった。 http://kakaku.com/info/profile_pv.htmこれって、15-49才の人口の5745万人の10%以上だ。年間のユニークユーザーが600万人だったから納得いくけど。年間だったら1000万人…

情報社会の倫理と設計についての学際的研究

倫理研の第1回議事録が公開された。この議事録作成者を個人的に知っていることもあり、敬意を表して、雑ぱくだが感想をいくつか述べてみよう。あ、もちろん委員のみなさんにも敬意を表して。 サイバー・リバタリアニズムとサイバー・コミュニタリアニズムと…

はじめて超一流の存在を体感したとき

昔の話だが、最近テキストとして書いたので、日記に残しておこう。背景はこうだ。私が高校時代にやっていたマイナースポーツであるフィールドホッケー競技で、当時はなかった同校の創部8年目の女子部が全国大会に初出場を決めたというMLでの報告を受けて…

『希望格差社会』 −「負け組」の絶望感が日本を引き裂く

家にあったので、目次だけ眺めて見てのいい加減な物言い。社会がリスク化している。→それに対応できる人とそうでない人とに分かれる。→それは基本的には情報格差。→その情報格差を縮めるのが教育だが、家庭教育も学校教育もその格差を是正できないだろう。→…

ファシリテータの必要性

今週ORF2004という大学の研究発表会に参加したが、痛感したのは「ファシリテータ」の必要性である。ファシリテータというのはfacilitate:〈事を〉容易にする,楽にする,促進[助長]する というような役割を演じる人である。前にいた会社ではfacilitaion skil…

だめな技術による非生産的な1日

昨日で少々重めの仕事が一段落。ということで、今日は午前中に仕事をさくさく終わらせ、本を読んだり昼寝をしたりしようと思っていた。が、WindowsXPサービスパック2のせいで、3時間以上パソコンと格闘。しかも問題は完全には解決せず。誰かに見てもらうと…

こどもについていくつか

昨日の「暴君ベビネロ」だが、こどもにあげたら問題なく食べていた。おいしいらしい。辛さが抑えてあるせいか泣かなかった。しかし妻に怒られた。今日は3才になってしばらくたった我が子についての記録である。まずはPCにかなり関心をしめしている。私のデ…

暴君ベビネロ

久しぶりに1日家で仕事だ。昼はお気に入りのいわゆる町のパンやで3つほどパンを買い、コンビニに飲み物を買いに行くと、「暴君ベビネロ」というスナック菓子があった。いわずと知れた「暴君ハバネロ」の姉妹品だ。メーカーは中田英寿が取締役をやっている…

織田浩一さんに会う

シアトル在住のDigital Media Strategiesの織田さんから話を聞く機会があった。アメリカにおいては検索エンジンでひっかかる情報の26%は消費者発。18%がメーカーやサービスプロバイダーで、残りがメディアやコンテンツ企業ということだそうだ。という…

笑の大学

三谷幸喜の「笑の大学」映画版を見る。何も知らなかった私は、笑うためにほぼ1年ぶりに劇場に足を運んだのだが、期せずして泣いてしまった。検閲官向坂(役所広司)と喜劇作家椿(稲垣吾郎)の関係が、今の指導教官と私の関係にちょっと似ていて感情移入し…

東京近郊電車の風景

平日の11時台に田園都市線の下り電車に乗った。けっこう空いていたので、車両に乗っている人がどのようなメディアに接しているか数えてみた。全体35人のうち 携帯電話 7人 マンガ・本・雑誌 10人 デジタル(MD)プレーヤー 3人 PC 2人 何もして…

アーキテクチャ

日経新聞の文化欄に隈研吾が「不自由な建築」という文章を書いていた。 ここのところ、依頼される仕事の質が変わってきた。一言でいえば、ひどく不自由な仕事ばかり、頼まれるのである。今この場所にたっている建物を残して、そこにちょっとだけ増築して欲し…

ネット世代論

世代論というのは盛り上がる。感覚的に納得できる人とそうでない人がいるからだろう。ちなみに梅田さんのBlogでは「ゲーマー世代」が取り上げられていたが、「あなたのBlogが梅田Blogで取り上げられていたよ」と教えてくれた友人Kは「これからはケータイ世代…

今週は2500PV

驚いた。1日で自分のBlogが1800PV。1週間で2500PVとなった。これはCnet Blogで梅田望夫さんに取り上げられたからなんだが、つくずく、べき乗法則がネットのトラフィックにおいて当てはまるということを実感した。またコメントとトラックバックというのもも…

病気

こどもがちょっとした病気になった。原因は疲労か、免疫力の低下か、ストレスだということだ。10月は本当に私も妻も忙しくて、イライラしていた。週末はいろいろな行事にも参加してこどもサービスをしていたつもりだが、そんなことよりもこどもには親の精…

日本での情報流通の分散化というのは、どうなんだろう(下)

昨日の続きだ。昨日は、どちらかというと「発信者の人数が少ないのではないか」という問題提起をした。今日は、「発信されるネタの集中度が高いのではないか」という話だ。件の化粧品クチコミサイトでは商品別にクチコミ投稿がされるのだが、クチコミ投稿数…

日本での情報流通の分散化というのは、どうなんだろう(上)

今度、慶応大学の湘南藤沢キャンパス(SFC)のイベントでコーディネーターをやることになった。草野厚先生と坪田知己先生の対論である。http://orf.sfc.keio.ac.jp/program/index.html#04 サブタイトルを「2020年:メディアリテラシーとメディアの仕組み」と…

「サロンに改革者はいない」に触発されたネット世代論

日経新聞の吉野源太郎論説委員が書いた評論(中外時評)が目にとまった。「望まれる新興企業の反骨精神」というサブタイトルがあり、メインタイトルが上記の通り。 ヒアリングはいわば既得権益を共有する読売主催仲良しサロンの入会試験と思えばわかりやすい…

経営コンサルタントの分類学

ついに休職に入った。しかし忙しさに変わりはない。むしろプレッシャーは高まった。胃が痛い。経営コンサルタントというのは、何年かたつと自分で手を動かす比率が減ってきて、プロジェクトのマネジメントが仕事の中心となる。さらに何年かたつと今度はセー…

オマーン対日本

1対0で勝利。アジア最終予選進出。 0-0 0-1 0-1終わってみれば、ゲームプラン通りの試合となった。ジーコは理想が1-0、他の可能性として0-0、1-1を想定していたはず。しかも前半のスコアは0-0と見ていただろう。後半の先制点も10〜20分あたりで入ると踏ん…