東京近郊電車の風景

平日の11時台に田園都市線の下り電車に乗った。けっこう空いていたので、車両に乗っている人がどのようなメディアに接しているか数えてみた。

全体35人のうち

  • 携帯電話            7人
  • マンガ・本・雑誌       10人
  • デジタル(MD)プレーヤー   3人
  • PC              2人
  • 何もしていない、景色を見て  10人
  • 寝ている            4人

合計が36人になっているのは、デジタルプレーヤーを聞きながらマンガを読んでいた人が一人いたからだ。時間帯や下りということもあり、学生と主婦が多かったような気がする。

個人的には「やっぱり携帯電話なのね」という感じだ。学生のみならず主婦も携帯メールはよく使うようである。そういう意味ではケータイは世代ではないのかもしれない。しかしメールをやっているのか、ゲームをやっているのかはよく分からなかった。

あとは、きっと鉄道系の広告代理店のだれかがもう考えていると思うけど、鉄道会社が調査事業というのをやれるなと考えた。調査モニターのケータイに専用アプリを載せて、社内のディスプレイで質問を出して回答させるというもの。属性はあらかじめ登録しておいて、路線(あるいは駅)と時間帯とでクロスをとると何かわかるかも。コストに対して意味のあるデータがとれるかがよくわからないけど。そういえばsuicaがもうやっているね。

でも、これは鉄道会社の持つ広告媒体の効果検証になってしまうとだめだから、どちらかというとマクロミルにその調査の場所を貸し出すという発想なのかもしれない。ただしエンターテイメント性を出して、モニターというよりもある程度いい加減な人たちへの調査という風にしてしまうと、インフォプラントのようななんちゃって調査としてコンテンツが売れるのかもしれない。