2004-10-01から1ヶ月間の記事一覧

日本での情報流通の分散化というのは、どうなんだろう(下)

昨日の続きだ。昨日は、どちらかというと「発信者の人数が少ないのではないか」という問題提起をした。今日は、「発信されるネタの集中度が高いのではないか」という話だ。件の化粧品クチコミサイトでは商品別にクチコミ投稿がされるのだが、クチコミ投稿数…

日本での情報流通の分散化というのは、どうなんだろう(上)

今度、慶応大学の湘南藤沢キャンパス(SFC)のイベントでコーディネーターをやることになった。草野厚先生と坪田知己先生の対論である。http://orf.sfc.keio.ac.jp/program/index.html#04 サブタイトルを「2020年:メディアリテラシーとメディアの仕組み」と…

「サロンに改革者はいない」に触発されたネット世代論

日経新聞の吉野源太郎論説委員が書いた評論(中外時評)が目にとまった。「望まれる新興企業の反骨精神」というサブタイトルがあり、メインタイトルが上記の通り。 ヒアリングはいわば既得権益を共有する読売主催仲良しサロンの入会試験と思えばわかりやすい…

経営コンサルタントの分類学

ついに休職に入った。しかし忙しさに変わりはない。むしろプレッシャーは高まった。胃が痛い。経営コンサルタントというのは、何年かたつと自分で手を動かす比率が減ってきて、プロジェクトのマネジメントが仕事の中心となる。さらに何年かたつと今度はセー…

オマーン対日本

1対0で勝利。アジア最終予選進出。 0-0 0-1 0-1終わってみれば、ゲームプラン通りの試合となった。ジーコは理想が1-0、他の可能性として0-0、1-1を想定していたはず。しかも前半のスコアは0-0と見ていただろう。後半の先制点も10〜20分あたりで入ると踏ん…

紙人間にとってのBlog

今日の作業で、なんとかなりそうな気がしてきた。50日で書き直せと言われた論文のことである。さて、論文にしろ本にしろ、文章というアウトプットを出すときに、「つきぬけた!」と感じる瞬間がある。論理的にうまく言葉にできた瞬間、だ。振り返って見ると…

『すばらしき愚民社会』

小谷野敦の本ははじめて読んだ。『もてない男』と同じ著者と知って少々驚いた。けっこう面白い本だったので、日記に書こうかと思っていたら、たまたま橋本大也さんもBlogで取り上げていたので、トラックバックしつつ書くことにした。私も全般的には個人名で…

デジタルオーディオプレーヤー

この5月からClieにメモリースティックを差し込んで音楽を聴く習慣ができた。256Mなので、大体50曲ぐらいである。毎日聴くわけではないし、通勤時間は30分程度なので、浴びるほど聴くというわけではない。それでも週に1〜2回は往復3時間電車に乗るので、3週…

『デザイン・ルール』

Baldwinのデザイン・ルールを読んだ。2000年に出た本をいまさらという感じだが、たしかに古典になりうるといわれるだけあって今でも十分通用する。製品設計のモジュール化が、産業をモジュールクラスター化(製品を構成する部品設計・製造に特化した小ぶりな…

求道者イチローとマルチ人間長谷川

この3週間ほど、イチローの記録達成を心待ちにしていた。単純なミーハーで騒いでいた部分もあったが、私の関心は、最下位のチームにありながら、なぜあれだけのモディベーションを保てるか、そしてなぜあれだけの重圧を背負い続けられるのか、ということだ…

駄洒落を言う

先月、愚息は3歳になった。けれども、どうもまだ一人でコトを完璧にこなせるようにはなっていない。朝、おむつをパンツに取り替えた直後に、けっこうもらす。コロコロしたのなら処理は簡単だが、これが軟らかいと、その処理は大変だ。時間がなくて慌ただし…

ひとのふりみて、わがふりなおせないこと

トイレの個室に入って思うこと。ときどき、隣の個室でものすごい量の紙を消費する音が聞こえるが、自分にはどうあれだけの量を使うのか不思議である。そういえば、大学のサークルの合宿の時に、人が入っているとは知らずにあけたトイレの扉の向こうに「彼」…

新聞販売部数

朝日・毎日・読売・日経・産経の新聞(朝刊)販売部数を03年と93年で見てみる機会があった。 93 03 朝日 824 828 毎日 401 396 読売 977 1008 日経 292 301 産経 190 209 合計 2685 274110年で減っているのが毎日だけというのはうそくさいね。 ABC協会なんだ…