オマーン対日本

1対0で勝利。アジア最終予選進出。
0-0
0-1
0-1

終わってみれば、ゲームプラン通りの試合となった。ジーコは理想が1-0、他の可能性として0-0、1-1を想定していたはず。しかも前半のスコアは0-0と見ていただろう。後半の先制点も10〜20分あたりで入ると踏んでいたというのが私の見立てだ。

しかし点が入る時というのは美しいものだ。中村の左足でちょっとボールをとめるタッチからのクロス。そしてそこに走り込んだ鈴木の左45度の角度で叩きつけるヘディングシュート。

ちょっとどたばたした時間帯もあったけど、お気に入りの中沢を含めたディフェンスラインはくずれなく無失点でしのいだ。ちょっと言い過ぎかもしれないが、本当にアジアカップを経てチームが成熟してきた感じだ。トルシエは規律という劇薬でチームを急変させたが、ジーコは放任と経験という漢方薬で徐々にチーム力を上げている。

相変わらず、両サイドには不満が残る。しかし通訳としての新境地を見いだしたサントスには7点をあげよう。

あとは中田をどう使うか。絶対に俊輔と同列か前で使うのは反対なので、ボランチになるのだろうか。