師匠と旧友
先日もう10年面倒を見てもらっている師匠と研究テーマについての話をした。
sameoの中で、収益最大化のために消費者発信情報という資産をどう有効活用すべきかという話と、本質的には文脈をともなった情報というものに最も価値があるという話とがぶつかっているわけだろ。それで前者にフォーカスすると後者の最も面白い部分が抜けてしまうことが気になっているんだろ。
と非常に鋭い現状分析をされた。その上で
オントロジーとか研究はかなり進んでいるけれども、文脈をともなった情報というのをITのサポートによってお金に換えられるようになるには、あと5年ぐらいは少なくともかかるだろうから、今回は面白いところには触れずにやりなさい。おいしいところは今後に取っておきなさい
と言われた。なるほど。
実は今週末は神戸へ行くのだが、これはこの師匠の弟子であるMに会いに行くためである。Mはことあるごとに
情報論とビジネスの交差点みたいなところにsameoは興味があるのでしょ。うーん、そんなテーマならただの業界分析だよ
と言ってくる。
今回は「情報論とビジネスの交差点、つまり編集技術みたいなところをテーマにしました」って行くつもりだが、何と言われることやら。