ビル・ゲイツ講演

つまらなかった。生ゲイツを見たのは、おそらく10年ぶり。Windows95の時に幕張で見て以来だと思う。いやー、年取った。顔が痩せた。カリスマ性が消えた。4メートルぐらいの距離で見ていたから正確だと思う。

つまらなかった理由は聴衆側にもある。なんてったって「Executive Leader's Forum」、上場企業の部長以上、またはそれに準じる人の会である。したがって"The New World of Work"が講演タイトル。これじゃあ面白いはずがない。一部にナレッジシェアリングみたいな話があったが業務改善の話ばかり。

タイトルを"The New World of Life"ぐらいにしないと。彼は今日、早稲田大学から名誉博士号をもらい、直後に学生向けにも講演したらしいが、そちらの方が面白かったのかもしれない。とはいっても、今のゲイツはこういうタイトルでは面白く語れないのではというぐらい精気がなかった。

ちなみにその後は、早稲田の根来さん、慶應の國領さん、KDDIの繁野さんというお歴々が話したのだが、いかに自分がITをコミュニケーションツールとして捉えているかを実感した。情報システムとか言われたとたんに興味がなくなる。