王様,裸ですよ!

今日,非常に腹の立つことがあった.が,その人なら十分やりかねない話でもあるので,「ああ,また来たな」という感がむしろ強い.

要は,ものの頼み方を知らないということだ.より正確には忘れてしまったのだろう.

なぜ人にモノを頼むときに,自分で直接に頼まないのだろう.人づてに頼むのだろうか?

ひとつには,「その人が忙しいから」という理由が考えられる.昔は,その人も直接に頼んできてくれたので,百歩譲ってそういうことにしてあげよう.

が,今回の驚きは,こちらの意思が尊重されず,その人の頭の中ではすでに「その頼みには私は応じる」と考えられていたという点だ.ちょっと抜けた仲介者の文面からはそう読み取れる.どうやら私はその人の管理下に置かれていることになっているらしい.

ちなみに以前には事後承諾ということもあったので,今回はマシなほうなのかもしれない.いずれにせよ,こちらもちょっと抜けたふりをして,相手の出方を見ることにした.これはひとつの私なりの教育の実験なのだが,何しろ間には仲介者が入ってしまっているので,どこまで通じるかはわからない.

とにかく,小さな声だが言ってみることにした「王様,裸ですよ!」