Technorati J

Technorati Jの佐藤さんと山崎さんの話を聞く。

ビジネスとしては、

  1. テクノラティをメディアとした広告ビジネス
  2. 個別Blogに掲出する広告ビジネス
  3. コンテンツ提供
  4. リサーチ&コンサルティング

4はけっこう面白くて、あるトピックについてのエントリーの広がりが時系列に把握できる。例として見せてもらったチャートには、伊藤穣一からはじまって、渡辺聡経由で日本にも上陸という様子が現れていた。

これを基にテクノラティ・メディア指数というのを作ってしまって、指数の高い人を起点とするクチコミ・マーケティングなどの施策提案とそのために必要なデータ提供というビジネスである。アメリカでは、メディア指数の高い人に商品を渡して「思うままに書いて」ということは事例として出始めているらしい。

非常に面白いデータで、僕が消費財メーカーのマーケティング担当者なら買うデータ。だが、日本の場合いつでも問題になるのが、マーケティング費用が広告代理店以外の企業に少額しか払われないということや、担当者にプロが少ないからこのような新しいデータを金を出して買って、新たな施策を自らやってみるというケースが少ないことである。

クチコミサイトなどがRSSをはき出す設定になれば、当該サイトとその外部での情報の広がりもデータとしてわかるので、メーカー以外のクチコミサイトでも使い道がありそう。