銀山温泉

銀山温泉はちょっと移動距離が長すぎた。新幹線は福島までは新幹線だが、それ以降は在来幹線で、乗車時間は3時間20分ほど。そこからまたバスで30分。しかも雪で電車が遅れた。救いは車中で食べた米沢牛を使った牛肉どまんなか弁当が美味だったこと。

大石田で下車し、旅館のバスに揺られる。尾花沢はスイカの産地。山形の夏は昼夜の寒暖の差が激しく、スイカの糖度が高いらしい。よって他の地方の倍近くの値がするスイカができるらしい。

温泉に行く途中、徳良湖という花笠音頭発祥の地に寄ってもらい、白鳥と野鴨を見る。野鴨は禁猟区にあるこの人口湖にやってくるらしい。

銀山温泉というのは江戸時代は宮城と山形をつなぐ唯一の道の上にあった温泉。文字通り、銀の採掘と、通行税で潤った町。かつては遊郭まであったとのこと。当然、芭蕉奥の細道として通ったのもこの街道。

湯治場は想像以上に小ぶり。夕方ついて軽く散歩するもすぐに温泉場のはじからはじまで行ってしまう。旅館の件数は20件弱か。小ぶりな宿に泊まったせいで、風呂もこぶりだが、温泉はちょうど良い湯加減。こどもは男湯と女湯が壁1枚で仕切られていたのをいいことに、両方の湯に浸かった。

朝起きると、1晩で30センチを超える積雪。もう一度風呂に入り、亀饅頭と地酒を買い、大石田の駅まで送ってもらう。最上川を見たかったのだが、雪は収まらず、駅舎にあるそばやでゆっくりと昼飯。うーん、そばもいまひとつ。

子供の新幹線好きから、去年は岳温泉、今年は銀山温泉東北新幹線で行ったが、来年(今年)末はちょっと方針変更だな。