そういう人生もある、ということを知っていること

保育園の友人Dちゃんの家に家族3人で行く。子ども同士が仲が良いのは当然だが、同じぐらい重要なのは、親同士で似たような匂いを感じることである。2月から会社員勤めを再開した自分だが、休職していた昨年は、必ず送りも迎えも保育園に来ていたDちゃんのお父さんとほぼ毎日会っていた。お互いが自分の仕事を語るわけではなかったが、明らかにお互い似たような匂いは感じていた。この5月の父兄会の後に家に来てもらって、今回はあちらの家へ。


Dちゃんのお父さんはすごい。子ども自体はさほど好きではないが、子どもを育てるプロセスに非常に興味があって、それまで10年務めた会社を辞めてしまったのだ。ちなみにその会社はアメリカの大手ソフトウェア企業。日本法人に1992年から10年いたのだそうだ。ハードワークと会社の成長でそれなりに稼いだことも背景にはあるが、なによりも「そのような考え方もあるよね」というリベラルな風土に触れたことが大きかったという。それで子育てを生活の中心にすえるべく退社。それを許した奥様も男前だ。ま、いまでもフルタイムで働いている奥様は、昨日も「信じられないのよ。この人」を連発していたけれど。


ちなみに現在の彼の本業は、Webショップの運営です。