W杯出場

北朝鮮 日本
  0−0
  0−2
  0−2
得点者:柳沢、大黒

ま、8年前に比べて枠が1.5も増えたから行って当然なんだが、振り返れば比較的順調に出場を決めた。

前半はかったるい試合であったが、あれだけ気候が厳しいと90分もフル回転というのは無理な話。

後半の日本の危機は22分の左サイドからの攻撃とその後右にこぼれたボールをまた折り返された時。それと30分のロングボールを落とされた後のハーフボレーシュートぐらい。

結局後半の25分を過ぎて、相手の足が止まり始め、大きなスペースがディフェンダーと中盤の間に生まれ始める。すると28分にゴール前の浮き球を柳沢が蹴りこんで得点。明らかにディフェンダーの反応が一歩遅れたのが失点の原因。さらに終了間際に、田中から大黒へディフェンダーの裏へ出る絶妙のパスが出て2点目。

Jの試合を見ないし、ニュースでは得点シーンしかやらないのでわからなかったのだが、今日の試合を見て大黒の良さがわかった。ディフェンダーの死角に動いて、そこからパスをもらうのがうまい。その点は玉田と似ているが、玉田ほどのスピードはなく、その分テクニックがある。ただし彼の切り返しが世界レベルで通用するかは不明。

とにかくW杯出場を決めたのだからコンフェデレーションズ・カップはチームとして強気に色々試して欲しい。強い相手とやるほど、日本のチームは良さが出るように思う。少なくともひき気味で来るアジアのチームとやるよりは面白い試合をするだろう。

あと1年での注文は、やはり両サイドの良い選手を発掘して欲しいという点だ。今日の加地はやはり評価できない。中田浩二も合格点とは言い難い。三都主はもう少し大人になった方が良い。それと小野、中田併用問題の解を見つけること。