サイトでの発言におけるローレンツ曲線とジニ係数

報道ステーションにも「webでの書き込みで怒って小学生が同級生を殺す」事件のコメンターとして出てしまった、東京経済大学の北山先生とミーティング。

今、彼とは「サイト構造分析」と称して、3つのサイトの分析をしている。今日、彼から出てきた知見は「発言数の上位10%の発言者で約60%の発言数、上位20%で約75%の発言数、上位30%で約80%の発言数となった。三角形に占める半円の面積比率であるジニ係数は0.695となった。2004年3月までの通算がこの数値で、2000年度からの1年単位で見ていくと、ジニ係数は減少している。つまり投稿の集中度が減っている。」というものだった。

一方、私の担当部分にも発見があった。「当該月に発言している人数」と「当該月に新規会員登録した人数」との相関係数が0.985だった。会員登録することで発言するか、プレゼントに応募することができるというサイトなので、言われてみれば、当たり前かもしれない。

さて、この事実から色々と、生活者発信型サイトの経営モデルについて考えることになる。