Gmail

ある人からgmailドメインのメールが届いた。

Gmailというサービスがどういうステータスにあるかは正確に知らないが、Adsenseの技術を使って、crawlする対象をWebページだけでなくメールにしようというものだと理解している。つまりメールにその内容に相応しいと推測される広告が表示されるというものだ。

そのためにGoogleはユーザー1人あたりに1GBのストレージ容量を割り当てるというのだが、ストレージ容量以外にかかるさまざまなコストを、この広告からの収入で回収しようというわけだ。

僕はこのサービスについて直感的に以下の疑問が浮かんだ。

たしかに検索結果のWebページにAdwords広告が、読んでいるWebページにAdsense広告があれば人はクリックするかも知れないけれど、メールというメディアで脇にある広告をユーザーはクリックするのだろうか?

たしかにGoogle社は検索技術を使って、金を産み出す仕組みを作った。それがAdwordsだ。でもそれはさまざまなメディアに対して単純に応用が利くものだろうか?

某かがいったようにメディアはメッセージであって、例えば僕にとってはメールは、かなりプライベートなやりとりを時間をかけてするというメッセージを含んだものだ。そこに広告があるとしたらそれは煩わしいという範疇に入る。

もちろん、若い人の携帯電話メールの利用を仕方を聞く限り、PCメールとは別のメディアなわけで、彼らのPCメールに対する認識はまた違うものであるだろう。ということで、正解などわかるわけはない。

ただ、僕がこのサービスに興味を持ったのは、Googleはメールというメディアにおいても、ユーザーがテキストを蓄積してくれるのにかかるコスト以上のキャッシュをメールの脇に掲載される広告が生むということをある程度考えた上でこのサービスをローンチしたのか、単純に「他媒体に横展開できる」程度の発想でやり始めたのかという点なのだ。