第6回内装設計打合せ

第6回内装設計打合せを終えました。もらったちょっとした宿題を本日返して一仕事終えた感じを味わっています。


照明のイメージ、コンセントやスイッチの位置を説明してもらい、http://d.hatena.ne.jp/sameo/20060807で書いた項目について確認。近隣への建築説明の経過とキッチンの納入業者の選定についての話を含めて2時間弱で終了。9月上旬に出てくる見積を見て、コストダウン作業が発生するまでは、しばし内装設計については休息。とはいえ、来週は総会です。


さて、一つコーポラティブハウスのデメリットを挙げておこう。一般的に、スケルトンと呼ばれる外装設計とインフィルと呼ばれる内装設計は別の事務所が手がけることが多い。僕はこの事情をよく知らずに今回の物件を選んだのだが、たまたま今回のプロジェクトは世帯数が少なく、外装と内装を手がける事務所が一緒。しかも、ここが重要なのだが二つの設計作業をコンカレントで進めるプロジェクトだった。


仲介会社が「今回は世帯数が少ないから、外装と内装を手がける事務所を一緒にしてコンカレントにやってみよう」と思ったからこうなったらしい。なので、「スケルトンでそのように決まっているから、インフィルはそのようにできません」と言われることがほとんどなかった。が、逆にコンカレントに作業をしていなかったら、そのようなことばはかなり出てきていただろう。ただし、間取りを決める自由度が損なわれるわけではなく、室内に置くテーブルの位置にあわせて窓の位置を少し変えるとか、壁と本棚の間にわずかな隙間ができてしまうのを避けるために、壁の厚みを数ミリ変えるとかそういう仕上げレベルでの話なので、デメリットというほどではないのかもしれない。


これは世帯数が増えると、指数的に増える調整コストを減らすための仲介会社としてはやむをえない部分で、それゆえ、先行的にスケルトンを決定し、建物が建ち始める段階で、内装へと話が進むケースがほとんどなのだという。本当に、今回の場合は幸運であった。ただし世帯数が少なくないと、これはできないので、スケールメリットが働かないことでコストがさほど下がらない点とのトレードオフともいえる。